9/2

カフェで隣にいた女性の、「相手の人生において常に自分のどこかが引っかかっていて欲しいから結婚した」みたいな話がとても身にしみたりした。

 

自分の価値観に基づいてちゃんと動ける人はすごいと思います。

私は相手の価値観につい合わせてしまって、嫌だと言われれば、まあそこに合わせよう、と思ってしまうのです。

全て同じ価値観を持てる人なんていないし、けっきょく他人はどこまでいっても他人なので、それぞれの価値観を尊重し干渉し合わないのが一番かなと考えます。

そうして最終的に、相手に無価値だと判断されて、別れて、存分に引きずっていても、根幹は変わらないなと感じます。

相手にとって無価値になってしまったものは、もうどう頑張っても元には戻せない。

その部分においては、ある種清々しさを感じるほどに明瞭な感覚があって、だから慣れ親しんだ場所の鍵をお返しするのにも然程躊躇はしていなかった、と思う。

 

戻りたいのではなくて、どんどん綺麗になる思い出を見ながら、どう処理すればいいのかよくわからなくてぼんやり眺めています。